
すべての疲労は脳が原因2<超実践編> (集英社新書)
梶本修身
集英社 / 2016-12-16
この本について
最近、ちゃんと寝ているつもりなのに日中ぼんやりしたり、電車に乗るとすぐ眠くなったりしませんか。自分では「寝つきがいいほう」と思っていても、実は脳が疲れすぎていて、休めるはずの睡眠がうまく働いていない、ということがあるそうです。僕自身も「運動すればリフレッシュできるだろう」と思ってジムに通っていた時期があったんですが、この本を読んで、疲れているときほどまず寝るべきという当たり前をようやく受け入れました。 本書が面白いのは、精神論ではなく「脳の自律神経の消耗」と「酸化ストレス」という仕組みに徹底的に寄せて説明してくれるところです。例えば、起きて4時間後が眠いなら睡眠の質が落ちている可能性が高いこと。昼寝は30分以内じゃないと逆効果になること。いびきやSASが慢性疲労と直結していること。どれも生活のどこを見直せばいいかが具体的にわかるので、無理に頑張らなくても行動が変わります。 さらに、イミダペプチドやオルニチンといった成分が「どの程度、どれくらいの期間とれば効くのか」を数値で示してくれるのも助かります。サプリをただ増やすのではなく、自分の疲れ方に合わせて選べる感覚がある。本書は“もっと頑張れる体”を作るというより、“これ以上削らないための調整方法”を教えてくれる感じに近いです。 とくに、寝ても回復しにくい人、昼間の集中力が落ちている自覚がある人には刺さると思います。疲労を「根性ではどうにもならない現象」として捉え直せる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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