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世界大恐慌 1929年に何がおこったか (講談社学術文庫)

世界大恐慌 1929年に何がおこったか (講談社学術文庫)

秋元英一

講談社 / 1999-03-10

累計読者数5
平均ハイライト数 12.2件/人
推定読了時間 約5時間24分
star総合評価 58/100
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この本について

経済の話って、どうしても「今の不景気って何が原因なんだろう?」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。ニュースを見ても断片的で、結局どこが本質なのかつかみにくいまま日々が過ぎていく感覚、僕自身けっこうあります。 この本は、そんな霧の中に少しだけ輪郭を与えてくれました。たとえば、大恐慌の裏で起きていた「消費者の購買力が細っていく構造」が、どれだけ経済全体の連鎖反応を引き起こしたか。読みながら、現代の「需要が弱い」と言われ続ける状況と重ねざるをえませんでした。また、恐慌期に“お金はあるのに流通しない”という事態が起きた話は、数字だけ見ていても気づきにくいリアルさがあります。そして、都市と農村のどちらを支えるかで国の方向性が変わるという指摘は、いまの日本の都市政策の悩みと地続きに感じました。 歴史の知識がほしいというより、「なんで自分が今の経済を腑に落とせないのか」を知りたい人に向いている本です。過去の出来事を神話ではなく、具体的な人間の行動や期待の変化として見ることで、現代の判断にもつながる視点をくれます。経済の “大きな波” に振り回されている感覚がある人ほど、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1929年10月24日、暗黒の木曜日。ニューヨーク株式市場は突如大暴落をはじめる。株価は七分の一、銀行倒産6000、失業者1000万。人びとは放浪し、空腹のあまり卒倒する。全世界をのみこんだ70年前の大恐慌を丹念に追い、いま、日本のとるべき経済政策を考察する。
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