
人生にお金はいくら必要か―超シンプルな人生設計の基本公式
山崎 元 and 岩城 みずほ
東洋経済新報社 / 2017-05-26
この本について
お金のことって、がんばって貯めているつもりでも「これで足りるのか」「もっと使っていいのか」の判断がいつまでも曖昧なままで、家計簿アプリを眺めてもモヤモヤが晴れないことが多いですよね。僕もずっと「貯めるのが目的じゃないのに、結局ずっと不安に引っ張られる」という感覚が抜けませんでした。 この本が効いたのは、貯蓄や支出を“感覚”ではなく“計算”に置き換えてくれたところです。たとえば、必要貯蓄額を先に決めてしまうことで、毎月どこまで自由に使っていいのかが数字として見えるようになります。逆に言うと、それが曖昧なままだと、貯めても取り崩し、また貯め直し…という堂々巡りに入りやすい。さらに、投資についても「これだけやれば十分」という具体的な組み合わせが示されていて、余計な商品に迷わず済む感じがあります。保険の扱い方もかなり現実的で、「何を切って、どこに置くか」の線引きがはっきりします。 全体として、人生設計を立派に見せるための本ではなく、条件を変えながら試算して、自分の暮らしに合った現実的なラインを見つけるための道具に近いです。必要以上にストイックになる必要もなくて、「今の支出をどこまで許容できるか」という視点が増えるのは意外と気が楽になります。 お金のことで常に“なんとなく不安”がつきまとっている人、特に「使っていい額がわからないまま節約と浪費を行き来してしまう人」に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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