
合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】
司馬遼太郎
文藝春秋
累計読者数29
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約44時間46分
star総合評価 66/100
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check_circle推定完走率 47%
この本について
最近、仕事でも人間関係でも「正解が見えないまま動くしかない場面」が増えたなと思います。悩むわりに一歩踏み出せなかったり、周りの空気に合わせすぎて自分の判断がぼやけたり。その迷い方、なんとなく竜馬たちの生き方に近いところがあるのかもしれません。 『竜馬がゆく』を読み返して感じるのは、彼らが危機に追い込まれながらも、そこで妙に腹を決めていく瞬間の多さです。窮地に落ちてこそ活路が見えたり、死生観を天に預けて仕事に集中したり、人の欠点より効能を見る姿勢に切り替えたり。これらは歴史物の名セリフというより、日々の行動の迷いを少しだけ整えてくれる視点でした。特に、自分の舞台は自分でこつこつ作るしかない、というくだりは、職場で思うように裁量が得られない時に妙に効きます。 それから、竜馬の周りには異論を抱える人を同化できるかどうかで組織の空気が決まる、という描写もあります。完全さを他人に求めないという姿勢は、現代のチームでもそのまま通用する感覚でした。歴史を読むというより、意思決定のリアルをのぞき見る感覚に近いです。 自分の判断を外に揺らされがちな人に、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、全8巻(文春文庫)が合本に。 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第1巻/幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作。 第2巻/勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。土佐藩でクーデターを起し、勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に限界を感じた竜馬はついに脱藩を決意する。 第3巻/浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。竜馬はどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始める。「幕府を倒さねばならないのだ」と——。 第4巻/長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権の瓦解。竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れた。 第5巻/池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫するが、竜馬自身にも危機が訪れる。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまったのだ。 第6巻/竜馬が動いた。慶応二年一月、幕府の厳重な監視下にある京で、密かに薩長の軍事同盟が成立する。維新への道は、この時大きく開かれた。 第7巻/同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。そして竜馬は、思い切った奇手を思いついた。大政奉還——。 第8巻/慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。しかし竜馬はそれを見とどけることはなかった……。「竜馬がゆく」遂に完結!
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