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竜馬がゆく(五) (文春文庫)

竜馬がゆく(五) (文春文庫)

司馬 遼太郎

文藝春秋 / 2023-08-24

累計読者数11
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 61/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、「結局どう動けばいいのか」が見えなくなる瞬間ってありますよね。頭の中ではいろいろ考えているつもりでも、実際は現場を見ていないまま判断していたり、評判や空気に流されていたり。自分でも気づかないうちに、足元がふわっと浮いてしまう感覚があります。 『竜馬がゆく(五)』を読んでいて強く感じるのは、竜馬も西郷も勝も、迷いながらも「自分の目で見て考える」という一点に異常なほどこだわっていたことです。見もしないで語る空論を嫌い、現場に足を突っ込んでから判断する。その姿勢は、いまの時代でも意外なほど実践的に響きます。さらに、彼らの行動を支えていたのは才覚よりも、人を惹きつける気質や愛嬌、評判といった“目に見えない力”。金よりも評判がものを言う、という西郷の感覚が、やけに現実的に感じられました。 もうひとつの効き目は、彼らが「正しさ」よりも「動かす力」を大事にしていたところです。理念を叫ぶよりも、相手の状況を読み、時には皮肉やユーモアを混ぜながら道をつくる。大仕事は一人ではできず、人の心が動いて初めて進むという当たり前の事実を、彼らのやり取りが淡々と教えてくれます。 歴史物だからといって距離を置かず、「いまの判断の迷いに引っかかるところがある人」には、意外なほど実務的な示唆が拾える一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

江戸で開催!天下一剣術大会 江戸へ戻ってきた竜馬のもとに“父の死”の知らせが届く。二度目の土佐から江戸へ旅立つ際、今生の別れになると覚悟をしていた竜馬だったが気持ちの整理が追いつかない。その父の死に向き合うため道場にこもりきりで修業にはげんだ結果、北辰一刀流最高位の大目録皆伝を得る。その矢先、江戸で諸流対抗の剣術大会が山内容堂公の肝煎で200年ぶりに行われることとなった… 司馬遼太郎の傑作歴史小説を原作にし、坂本竜馬の奇跡の生涯を『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウが描く、幕末大河コミック第5巻。 父の死を超えてーー。
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