
一倉定"社長学"実践「Sフレーム」のすすめ
関 洋一
近代文藝社 / 2014-11-28
この本について
仕事で数字を任されるようになると、「結局、何を基準に判断すればいいんだろう」と迷う瞬間が増えます。売上は見たい、でも利益も気になる。事業の方向性をどう決めればいいかは、人によって言うこともバラバラで、正解がどこにあるのか分からなくなるんですよね。僕自身も、その曖昧さに振り回されてきたタイプです。 この本を読んでまず刺さったのは、読者の方が保存していた「つぶしたのは私です」というくだりでした。著者が失敗をちゃんと直視した上で語っているから、机上の空論ではなく「現場で判断を誤ると何が起きるか」を実感として伝えてくれる。もうひとつ、「収益性だけで良い」という言葉も、過激に見えて実はすごく現実的です。事業の複雑さに飲まれると、何が本質だったかを見失う。その迷いを切り分けるための“枠”が、この本の中心にある考え方なんだと思います。 読んでみると、判断に迷ったときに立ち戻れる視点がいくつか手に入ります。例えば、感情や勢いだけで事業を広げず、収益を軸にしたシンプルな物差しで考えること。あるいは、うまくいかない要因を他人や環境のせいにせず、自分の判断プロセスを見直す姿勢を持つこと。どれも派手ではないけれど、日常の判断にじわっと効いてくるものでした。 特に、仕事で「選択の基準がふらつく」と感じている人には刺さる本だと思います。僕と同じように、迷いながらも前に進もうとしている人なら、現場で使えるヒントが拾えるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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