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最強の組織をつくる「5S」のススメ

最強の組織をつくる「5S」のススメ

戸敷進一

累計読者数5
平均ハイライト数 40.6件/人
推定読了時間 約4時間
star総合評価 62/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 12%

この本について

仕事をしていると、部署ごとに見えている景色が違いすぎて、同じ会社なのに「話がかみ合わないな…」と感じることがあります。誰が悪いわけでもないけれど、歯車が少しずつズレたまま走り続けて、気づけばミスや不満が積もっていく。自分だけ頑張っても動かない空気に、どう向き合えばいいのか分からなくなる瞬間があると思います。 この本は、そんな状態を“根性論”ではなく、組織の構造として捉え直すための視点をくれました。著者は、バラバラの組織をひとつにまとめるには、言葉で説得するよりも「プロジェクトとしての経験」を全員で共有するしかないと言います。5Sを単なる片付け活動ではなく、部署の壁を壊し、人の意識を少しずつ揃えていく仕組みとして扱う。その結果、探し物が減るとか在庫が整う以上に、「同じ方向を向ける状態」がようやく作れるという話がとても現実的でした。 とくに刺さったのは、6割の人は強い仕組みに従うという部分で、つまり上の2割が動ける環境を整えないと組織は変わらないという点です。逆に言えば、誰かに気合を入れさせる必要はなく、仕組みさえ整えば4割の腕組み層ですら徐々に動き出す。これまで「人の意識を変えよう」と無理していた自分が肩の力を抜けたところでした。 「部署の壁に悩んでいる人」「現場に変化を起こしたいけど何から触ればいいか分からない人」には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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