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稼げる農業

稼げる農業

日経ビジネス

日経BP / 2017-05-11

累計読者数3
平均ハイライト数 27.3件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 67/100
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この本について

農業の話題って、どうしても「制度が複雑」「規模を広げても儲からない」「技術投資の判断がむずかしい」みたいな悩みにぶつかりがちです。現場で頑張っている人ほど、どこから手をつけていいのか分からなくなる瞬間があると思います。僕自身も、農業の未来を俯瞰したいのに、個別の課題が細かく絡み合って見えなくなることが多いです。 『稼げる農業』は、そういうモヤモヤを一度ほどいてくれる本でした。スマート農業やICTの話も出てきますが、単なる最新技術紹介ではなく「なぜそれが必要になるのか」まで地に足がついています。例えば、農地が分散して規模拡大が収益につながりにくい日本の構造的な事情や、地産地消が根付きにくい消費者意識の話。輸出を強化したくても制度が生産意欲を削いでしまう現状。そして、6次産業化は“全部自分でやる”ことではなく、連携をどうつくるかが本質だという指摘。どれも現場の悩みと直結していて、読んでいると目線が自然と変わっていく感覚があります。 特に、読者の方が抜粋していた「輸出体制を共同で整える必要性」や「ICT投資が若い人材を呼ぶ」という部分からは、技術そのものではなく、仕組みや人の動き方まで含めて“稼げる構造”をつくる視点に惹かれたのだろうと感じました。日本農業の弱点をただ嘆くのではなく、どこから改善できるかを冷静に提示してくれるところが、他の本とは違うところです。 農業の方向性に悩んでいて、個別論ではなく「全体の構造を理解したい」人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「これからは『農家』を育てるんじゃない 『農業経営者』を育てるのだ」 ――小泉進次郎氏(自民党農林部会長) 「いろいろな生産者の方と取り引きをしてきましたが、わかったのは、商品を選んでいるつもりだったけれど、実は人を選んでいたということです」 ――オイシックス社長 高島宏平氏 担い手の高齢化や生産額の減少など、日本農業の弱体化が指摘されて久しい。 これに対し、第二次安倍政権は「強い農業」を成長戦略の柱に位置づけ、様々な改革を行い、自民党の小泉進次郎・農林部会部会長が進める全国農業協同組合連合会(JA全農)の改革は大きな注目を集めた。 一方、現場の生産者は着々と改革を進め、大きな成果を挙げている。 カギとなるのは、人材の育成とIoTやロボット、AI(人工知能)などのテクノロジーだ。 農業の担い手を「経営者」として育て、テクノロジーを駆使して生産性アップを実現し、「稼げる農業」を実現している。 本書では、こうした農業生産法人や農業に参入した企業経営者らの話を通じて、 日本農業が海外でも競争力を持つために必要なことは何かを明らかにする。 本書は2017年1月開催のシンポジウム「農業イノベーション2017~日本の農業を成長産業にするために~」を再構成したものだが、ここに日本農業の現状を把握するのに不可欠の基礎データなど、豊富な図版を加えた。 この1冊で日本農業の「今の姿」がわかりやすく概観でき、新規参入を考える経営者やビジネスパーソン必須のものとなっている。
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