
誰も農業を知らない 2 SDGsを突きつめれば、日本の農業は世界をリードする
有坪民雄
原書房
累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 47/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%
この本について
農業の話って、どうしても「理想」と「現実」のあいだでモヤっとしやすいですよね。安全性とか価格とかSDGsとか、どれも大事なのに、議論がきれいごとか批判合戦に流れがちで、結局なにを判断軸にしたらいいのか分からなくなる……自分もずっとそんな感じでした。 この本が良かったのは、農業を語るときに抜けがちな“実務の重み”を、ちゃんと日常レベルの感覚に落として説明してくれるところです。たとえば、規模拡大できる農家を育てるには、まず若い農家が投資できるだけの価格が必要だという話。理想よりも、まず構造の土台から整えないと続かないという指摘が、変に気持ちよくも厳しくもなく、妙に納得できるんです。さらに、無農薬や有機をやっている人ほど慣行農法を否定していないという現場感覚も、議論のノイズを静かにほどいてくれます。 もうひとつ印象に残ったのは、SDGsを「いいことしましょう」ではなく、武士道のような“美意識としての負担”だと捉え直す視点です。コスパや便利さを少し手放してでも、社会としてどんなふるまいを選びたいのか。こういう問い方だと、急に現実の行動に引き寄せられる感覚がありました。 表面的な農業論やきれいごとに違和感を覚えてきた人、あるいは自分の生活と社会の仕組みをつなげて理解したい人には、かなり刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




