
「夜遊び」の経済学~世界が注目する「ナイトタイムエコノミー」~ (光文社新書)
木曽 崇
光文社 / 2017-06
累計読者数4
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 35/100
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この本について
夜に仕事が終わって外に出ても、結局まっすぐ家に帰るしかなくて、どこか閉じた感じがする。旅行で欧米の街に行ったときの「夜でも人が普通に楽しんでいる空気」と、日本の「夜になると選択肢が消える空気」の差に、うっすらモヤモヤしている人は多い気がします。自分もずっとその理由が言語化できずにいました。 この本は、夜の街を「治安の問題」でも「飲みの場」だけでもなく、一つの経済圏として冷静に見直してくれる作品でした。イギリスのパープルフラッグのように、夜の地域を“安全に楽しめる場所”として認証する仕組みがあることや、夕方17〜20時を「イブニングタイムエコノミー」として区別し、家族連れが安心して街に来られるように設計していることなど、具体的な都市運営の話がとても現実的です。夜=危険という固定観念を無理に変えようとするんじゃなく、街の側がどう工夫すればいいかが数字と事例で示されていて、読んだあとに自分の生活圏の見え方が変わりました。 特に、ナイトタイムエコノミーが巨大産業として雇用や都市の競争力にも影響している事実を知ると、「夜をどう扱うか」は個人の過ごし方だけでなく、地域そのものの未来にも関わるテーマなんだと腑に落ちます。仕事帰りの1〜2時間をもっと活かせたら、と感じている人ほど刺さると思います。 夜の街に期待を持てなくなっていた人が、「そもそも設計の問題だったのか」と視点を切り替えられる一冊です。
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出版社による紹介
ナイトタイムエコノミーは、昼間に行われる一般的な経済活動に対し、陽が落ちた以降、すなわち夜から翌朝までの間に行われる経済活動の総称である。これまで「夜の経済活動」というのは必ずしも社会から正当な評価を受けて来なかった。しかし近年、諸産業におけるナイトタイムエコノミー振興の必要性が世界的に重要視され始めており、日本においてもその手法に注目が集まっている。盛り場での消費や、夜の街歩き・ショッピング、定着したハロウィン、統合型リゾートの導入...。ナイトタイムエコノミーは具体的にどう日本の経済に影響を与えるのか?豊富な実例を交えながら「夜」の新たな経済成長戦略を探る。
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