ヨムナビ
春の庭 (文春文庫)

春の庭 (文春文庫)

柴崎友香

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

日々の中で、「なんでこんな面倒なことを続けてるんだろう」とふと立ち止まる瞬間ってありますよね。やめたいわけじゃないけど、ただ惰性で続けている感じもあって、自分でもうまく説明できないモヤモヤが残る。誰かに言うほどでもないけれど、確かにそこにある重さみたいなもの。 『春の庭』を読んでいると、その曖昧な気持ちの輪郭が少しだけ整ってくる感覚があります。登場人物たちは特別な事件に巻き込まれるわけでもなく、ただ暮らしているだけなのに、繰り返し続く毎日の中で揺れたり止まったりする心の動きをそのまま抱えています。「そうする仕組みになっているから続けるしかない」という一文は、自分も気づかないところで同じように回っている歯車を見せられたようで、変に励まされました。また、ふと頭の中で「ずるいな」とよぎってしまう瞬間の描写は、誰にでもある小さなざらつきを丁寧に拾い上げていて、自分の中の声に耳を澄ませてもいいんだと思わせてくれます。 人間関係でも仕事でも、答えのない揺れの中でなんとかやっている人に刺さると思います。劇的に気持ちを変えてくれる本ではないけれど、今の自分の温度のまま読めて、気づいたら少し呼吸がしやすくなるような一冊でした。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

柴崎友香の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

東京・世田谷の取り壊し間近のアパートに住む太郎は、住人の女と知り合う。彼女は隣に建つ「水色の家」に、異様な関心を示していた。街に積み重なる時間の中で、彼らが見つけたものとは―第151回芥川賞に輝く表題作に、「糸」「見えない」「出かける準備」の三篇を加え、作家の揺るぎない才能を示した小説集。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要