ヨムナビ
ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

ケイト・トンプソン、酒匂 寛、小田 朋宏

日経BP / 2017-05-25

累計読者数3
平均ハイライト数 35.3件/人
推定読了時間 約5時間12分
star総合評価 73/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 47%

この本について

開発の現場にいると、自分の書いたコードにどこまで責任を持つべきか、どこからは他の人に委ねていいのか、いつも揺れませんか。レビューで指摘されるたびに落ち込む一方で、他人のコードに手を入れるのも気が引ける。技術的な悩みというより、人との距離感や「自分の流儀」をどう扱うかで迷うことのほうが多い気がします。 『ZERO BUGS』は、そういうモヤモヤに対して直接的な処方箋というより、「ああ、この視点が抜けてたな」と思わせてくれる本でした。たとえば egoless programming の話。コードを自分の所有物のように抱え込むのではなく、他人が自由に改変できる前提で書くという当たり前のようで難しい姿勢が、抜粋からも強く滲んでいます。また、設定エラーをユーザーのせいにせず、修正方法まで含めて設計するという考え方も、日常の開発でつい置き去りにしてしまう視点でした。さらに、リファクタリングを特別なイベントにしないで、「触ったついでに数分だけ整える」という習慣の重要さも、個人的にはかなり刺さりました。 全体として、この本は技術よりも「ソフトウェアが人から人へ受け継がれていく」という前提をどう捉えるかを問い続けてきます。間違いが起きたときに人を責めるのではなく、仕組みを変えることで未来のミスを減らすという姿勢も含めて、読みながら自分の思考のクセを何度も見直すことになりました。 地に足のついた視点で開発を続けたい人、特に「自分のコードが他人に触られると落ち着かない」というタイプには静かに効いてくる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

バグのないコード(ゼロバグ)を書くことは本当に可能なのか? もし正確な仕様が与えられるなら、その答えは「はい」だ―― 本書は、高品質なコードを書くための具体的なレッスンを、「78の物語」として幅広く、かつ、とても興味深く提示します。 原著は「全プログラマが読むべきだ」「良いプログラマになるなら、本棚に入れておくべきだ」などと評された話題の書籍『Zero Bugs and Program Faster』です。 「できるプログラマ」は過去のコードから学ぶ! ! ――ビル・ゲイツ、リチャード・ストールマン、エドガー・ダイクストラ、ドナルド・クヌース、ドンキーコング、Linuxカーネルなどのコードが教訓とともに掲載されています。 ■「解説」から抜粋 「バグを減らすため」「生産性を高めるため」であれば何でもアリの、多種多様なトピックが並べられています。それぞれの技術が生まれた時期も普及した時期もバラバラです。 先頭から読み進めていくと、時代もトピックもジェットコースターのように目まぐるしく変わっていきます。 逆に言うと、特定の時代、特定の対象、特定の手法ではなく、ソフトウェア工学の知見を広くカバーしています。 ソースコードも、多種多様な言語の、いろいろなドメインでのソースコードが紹介され、そこでの問題点や工夫された点が解説されていきます。 頭から順番に読んでいってもいいでしょう。えいやとページに指を入れてそこを読んでもいいかもしれません。1日1章のペースで読んでもいいですし、最初から最後まで一気に読んでしまってもいいでしょう。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要