
自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ (ちくま文庫)
高村友也
累計読者数5
平均ハイライト数 20.6件/人
star総合評価 68/100
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この本について
都会での生活にそこまで不満があるわけじゃないけれど、ふと「この暮らしは自分に本当に合っているのか」と立ち止まる瞬間ってありますよね。広い土地の値段を見てはボンヤリ妄想したり、水や電気って結局どうすれば手に入るんだろう、と考えては現実感のなさに自分で笑ってしまったり。そういうモヤモヤの根っこには、「もっと身軽に、生きる仕組みそのものを知っておきたい」という感覚がある気がします。 『自作の小屋で暮らそう』は、いわゆる夢のスローライフ本というより、生活の仕組みを一度バラして見せてくれる本でした。水は「手に入れるより捨てる方が厄介」という当たり前のようで気づかなかった視点とか、10平米を超えると一気に“建築物”扱いになる現実とか、卵って常温でも意外と持つという生活の小技みたいな話まで、読んでいるうちに暮らしへの距離感が変わってきます。特に何かを生み出すためではなく、ただ自由でいたいという筆者のスタンスが、無理をしない生き方のヒントにもなりました。 「小屋暮らしをしたい」というより、「この世界の仕組みを自分の手で触って確かめたい」と思ったことがある人には、かなり刺さると思います。生活の負荷を減らしたいときに、一度読んでおくと考え方が軽くなる本でした。
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