
Life After Google: The Fall of Big Data and the Rise of the Blockchain Economy (English Edition)
George Gilder
Simon and Schuster / 2018-07-17
この本について
最近、技術の話を追っているはずなのに、自分の視界がどこか狭くなっている気がすることがあります。メタバースだの生成AIだの新しい言葉は増えるのに、その裏で何が古びつき、何が次を形づくろうとしているのかが見えにくい。情報はあるのに、世界の「大きな流れ」だけがつかめない、あの感覚です。 この本を読んでいて目に入りやすいのは、読者の方が保存されている語彙の傾向そのものだと思います。canonical、provincialism、centralization、oligopoly、porous、myopia…。一つひとつの言葉が、今のインターネットが抱えている“硬直した構造”や“偏った視界”を指しているように見えて、そのモヤモヤを言語化してくれるところが、この本の効き方の一つです。さらに、著者が語る「大規模集中の終わり」という視点は、日々のサービス運用や仕事で感じていた小さな違和感を、少し外側から眺め直すきっかけにもなります。そして、ブロックチェーンを単なる技術としてではなく「仲介を薄くしていく流れ」として捉えると、自分の働き方や組織の設計についても、別の選択肢が見えてきます。 派手な未来予測というより、「今の仕組みがどこで擦り切れているのか」を静かに考えたい人に向いている本です。今のテクノロジー環境の息苦しさに薄々気づいている人ほど、腑に落ちるところが多いと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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