
はてしない物語 下 (岩波少年文庫)
ミヒャエル・エンデ, 上田 真而子, and 佐藤 真理子
岩波書店 / 2000-06-16
累計読者数6
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約5時間30分
star総合評価 49/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 83%
この本について
仕事でも生活でも、「次こそは変わりたい」と言いながら、実際にはどこにも動けていない感じってありませんか。私もよくそこで足が止まります。やらなきゃと思うほど焦りが出て、逆に視野が狭くなるあの感じです。 『はてしない物語 下』を読んでいると、その“進めなさ”の裏にあるものが少し整理されていきました。たとえば、ほんとうの変化は草が伸びるみたいに静かでゆっくりだという視点。変わろうと気負う前に、そんな時間の流れを一度思い出させてくれます。そして「今の場所を離れたい」と思うだけでは動けなくて、「どこへ行きたいのか」という願いが必要だという一文。これは日常の小さな選択にもそのまま当てはまって、行き先を言葉にしてみるだけで気持ちの向きが変わるのを感じました。 もうひとつ大事だと思ったのは、エンデが語っていた“目的のない遊び”の話です。大人になると、何をするにも理由が必要になりがちですが、あえて無心で没頭できる行為に身を置くと、逆に動き出すきっかけが見えてくる。私の場合は、散歩でも本でも「意味づけしない時間」を少し戻してみると、行きたい方向が勝手に浮かんできました。 迷っている最中の人ほど、この本の静かな言葉は効いてきます。特に「動きたいのに動けない理由が自分でもよく分からない」と感じている人には、そっと灯りを置いてくれる物語だと思います。
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出版社による紹介
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。
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