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はてしない物語 上 (岩波少年文庫)

はてしない物語 上 (岩波少年文庫)

ミヒャエル・エンデ, 上田 真而子, and 佐藤 真理子

岩波書店 / 2000-06-16

累計読者数6
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約4時間36分
star総合評価 30/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%

この本について

日常で、自分でもよく分からない不安にふりまわされたり、理由のない絶望に急にのみこまれたりすることってありませんか。うまく説明できないのに、気づくと自分で自分を追い詰めてしまうようなあの感覚です。頭では「大したことじゃない」と分かっているのに、思考が勝手に暴走してしまう時期が僕にもよくあります。 『はてしない物語』の抜粋を読むと、バスチアンがまさにその渦中にいることが伝わってきます。落第して、容姿をからかわれて、居場所を失ったような感覚のまま、どこに向かっているのか自分でも分からない。ただ、それでも何かに強く心をつかまれた瞬間だけは前に進める。こういう「説明できない熱中」に救われたことのある人は多いと思うし、エンデはその曖昧な心の動きを丁寧にすくっています。 僕にとってこの本が効いたのは、まず、自分の中の不安や絶望が“現実そのもの”ではなく、勝手に形を持ってしまった思い込みにすぎないかもしれない、と気づかせてくれたこと。そして、道に迷っているようにしか見えない時期でも、じつは大きな探索の途中なんだと、少しだけ視野を広げてくれたところ。さらに、熱中してしまう対象をうまく説明できなくても、それを大事にしていいんだと思えた点です。 「今は自信がないけど、どこかで物語の続きが動き出すと信じたい人」に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。
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