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カンディード (光文社古典新訳文庫)

カンディード (光文社古典新訳文庫)

ヴォルテール and 斉藤 悦則

グーテンベルク21 / 2024-10-04

累計読者数5
平均ハイライト数 12.6件/人
推定読了時間 約2時間6分
star総合評価 64/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 90%

この本について

最近、「頭では分かってるのに、どうしても同じ重荷を手放せない」みたいな感覚にハマることがよくあります。正しいとか間違ってるとかじゃなくて、人間ってそもそも意志が弱くて、おぞましい現実にもなぜか執着してしまう。そんな自分にうんざりしつつ、どう向き合えばいいのか分からなくなることがあるんですよね。 『カンディード』を読むと、その情けなさごと人間を丸ごと見せつけられます。地震で尻叩きに遭う主人公、善だ悪だと議論してる間にどんどん破滅していく人々、そして「最善説」を信じるにはあまりにも理不尽な現実。でも、その混沌の中で最後にカンディードが静かに言う「自分の畑を耕す」という姿勢は、逃げでも開き直りでもなく、現実に脚をつけ直す感覚に近いと感じました。世界の残酷さを全部理解する必要はなくて、せめて自分の手が届く範囲を扱う。それだけで、人生が少し我慢できるものになる。 日々のニュースに疲れたり、社会の大きさに押しつぶされそうな人ほど、この本がしっくりくると思います。理不尽の直視と、小さな行動の両方を同時に扱える人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

私生児カンディード、領主の妹キュネゴンド、カンディードの師パングロス、従僕カカンボが活躍する波瀾万丈、奇想天外な冒険譚。ドイツ、ブルガリア、リスボン、カディス、パラグアイ、ブエノスアイレス、エルドラド、ボルドー、ポーツマス、ヴェネチアと遍歴し、最後はコンスタンチノープルへ。人間の愚行と悪徳を徹底して描く風刺小説の傑作。我々の暮らしに浸透して人を操るあらゆる事物に批判の目をむけ、時を超えた価値をそなえたヴォルテールの代表作だ。

目次

カンディード リスボン大震災に寄せる詩
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