
信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール
ジョエル・ピーターソン, デイビッド・A・カプラン, and 田辺 希久子
ダイヤモンド社 / 2017-08-23
この本について
仕事でも私生活でも、「この人をどこまで信じて任せていいんだろう…」みたいな迷いってありますよね。自分自身についても、言っていることとやっていることがズレていないか不安になる瞬間があるし、リーダー側に立つと、任せる怖さと、任せなきゃいけない現実の間で揺れたりします。信頼って感覚的なものに見えて、実際にはどう積み上げればいいのかよく分からないまま走り続けてしまうところがあって、僕自身ずっとモヤモヤしていました。 この本が助かったのは、「人格・能力・権限」というすごく地に足のついた観点で、信頼を“測れるもの”として扱ってくれたところです。言葉と行動を一致させるとか、守れない約束はしないとか、一見当たり前のようでいて、忙しさのなかでつい曖昧にしてしまう部分を丁寧に指摘してくれます。さらに、権限委譲は“任せて放り出すこと”ではなく、相手に尊敬を示す行為なんだという説明が腑に落ちました。任せることには失敗のリスクがあるけれど、それを受け入れる勇気がないと、結局いつまで経っても信頼の循環が始まらないんですよね。 もう一つ刺さったのは、リーダーの態度が組織全体の信頼レベルを決めてしまうという指摘です。特に「その場にいない人にどう接するか」で本音の部分が全部出るという話は痛かった…。悪口を言わないとか、付き合っても得にならない層にも同じ敬意を払うとか、派手ではないけれど実際に空気を変えるのはこういう行動なんだと思います。 信頼を“綺麗ごと”ではなく、現実的な仕事の力として積み上げたい人にはかなり刺さる本です。私も完璧からはほど遠いですが、読み終わってから、小さな約束を軽く扱わないとか、任せると決めたら途中で口を挟みすぎないとか、行動レベルで見直すきっかけになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




