
信頼と不信の哲学入門 (岩波新書)
キャサリン ホーリー, 稲岡 大志, and 杉本 俊介
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この本について
人をどこまで信じていいのか、そもそも信じる必要がある場面なのか。仕事でも日常でも、そんな判断に迷うことが多いなと思います。相手を疑うほどではないけれど、全面的に信頼する感じでもない…その中間にあるモヤモヤに言葉がつかないまま動いてしまうことが、自分にもよくあります。 この本は、そうした「そもそも信頼や不信をもつのが適切な状況か」という手前のところから整理してくれるのがありがたいところです。誰かに期待してしまう仕組みや、その期待が裏切られたときに起きる感情の正体を、コミットメントという考え方で落ち着いて説明してくれます。読みながら、自分が勝手に期待して勝手に落ち込んでいた場面がいくつも思い出されて、ちょっと肩の力が抜けました。また、信頼を伝えること自体が相手のふるまいを変える、という視点も実生活にすぐ使える感覚があります。 ネットや仕事で「この人をどこまであてにしていいのか」に悩みがちな人ほど、じわっと効いてくる本だと思います。信じろとも疑えとも言わず、判断の基準を一段手前から整えてくれる、そんな一冊でした。
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出版社による紹介
信頼される人、組織になるにはどうすればよいのか。進化論、経済学の知見を借りながら、哲学者が迫った知的発見あふれる一冊。
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