
教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方 (中公新書)
坂牛卓
累計読者数11
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star総合評価 65/100
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この本について
建物を見るたびに「なんとなく好き」「なんとなく違和感がある」で終わってしまうことってありませんか。仕事でも暮らしでも空間に触れる機会は多いのに、その理由が言語化できずにモヤモヤだけが残る。僕もずっとそんな感じでした。 この本は、建築の専門知識を叩き込むというより、人が空間を見て感じる仕組みを丁寧にほどいてくれます。例えば、柱や梁を自分の身体に置き換えて見てしまう「感情移入」の話は、日常の「なんとなく」の正体をそっと教えてくれるし、無装飾の箱建築がなぜ味気なく感じられるのかも、歴史や認知の流れを踏まえて説明されます。また、風や光、使用者といった“流れる要素”が建築の表情をつくるという視点は、空間を時間の中で捉える感覚を取り戻してくれました。 専門書の顔をしているのに、読み進めると「自分はどう空間を受け取っていたんだろう」と内省が始まる、不思議な一冊です。建築そのものよりも、人と空間の関係が気になっている人には特に刺さると思います。 空間の感じ方が少しでもわかると、毎日の景色がほんのり変わります。僕にとってこの本は、そのスイッチを押してくれた本でした。
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出版社による紹介
歴史をたどり、「観賞」「設計」「社会」という三つのアプローチから、基礎から建築を堪能する入門書。初学者のよき導き手になる。
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