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技術とは何だろうか 三つの講演 (講談社学術文庫)

技術とは何だろうか 三つの講演 (講談社学術文庫)

ハイデガー,マルティン and 森一郎

講談社 / 2019-03-13

累計読者数6
平均ハイライト数 12.2件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 31%

この本について

仕事でも生活でも、「場所にいるはずなのに落ち着かない」「空間の使い方がしっくりこない」というモヤモヤってありませんか。住まいづくりの話に限らず、働く場所や人との距離感まで、どこか“自分がここにいる”という感覚が希薄になるあの感じです。僕自身よく迷うのですが、そんなときに読み返したのが『技術とは何だろうか』でした。 この本が効くのは、空間を“与えられた箱”として扱うのではなく、「場所によって空間が立ち上がる」という視点を返してくれるところです。たとえば、橋を思い浮かべるだけで、実際にそこへ近づいているのと同じように“関わる”ことができるという話。距離や物理的な位置ではなく、自分がどのように関わっているかで“近さ”が決まるという感覚は、働く環境や人付き合いにもそのまま効きます。 また、建てることそのものがすでに“住む”ことである、という指摘も刺さります。何かを作るとき、それが最終的に役立つかどうかだけで判断しがちですが、作るという行為の途中にも、自分がどう世界に居るかがあらわれてくる。タスクをこなすだけの日々に、少しだけ輪郭を取り戻させてくれる考え方です。 「場所との関わり方がわからない」「技術や仕事に向き合う姿勢が揺らいでいる」そんな人に静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

20世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーが第二次大戦後に行った「技術」をめぐる三つの講演。瓶(かめ)や橋、家屋といった身近な物から出発し、それらの物がどのようなあり方をしているのかを考え、ついには「世界」に到達する講演「物」と「建てること、住むこと、考えること」、そしてモノとヒトを資源として用いながら膨張を続ける現代技術のシステムを問う「技術とは何だろうか」。第一級の研究者による決定版新訳!
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