
文学とワイン -第八夜 原田マハ-
山内宏泰
コルク
累計読者数4
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約22分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも日常でも、人に何かを伝えるときに「ちゃんと伝わっている気がしない」と落ち込む瞬間があると思うんです。自分では丁寧に話したつもりでも、相手の反応がどこかズレていたり、そもそも興味を持ってもらえていない気がしたり。僕もよくあります。 この本で原田マハさんが語っていた「私が見た通りを書いても、読む人の中で浮かぶ像は同じじゃない」という言葉を読んで、力が抜けました。そもそも完全一致なんて無理で、むしろ行間の余白に相手が自分の像を結べるかどうかが大事なんですよね。伝えるって、理解させるより“興味の芽”をそっと置く行為に近いのかもしれません。 それに、「わからないは、興味の表れ」という考え方も救いになります。知らないものに出会ったときの不安やモヤモヤを、拒否ではなく好奇心として扱えると、世界の見え方が少し柔らかくなる。絵が“わかる”必要はないけれど、わかると人生が豊かになる——この距離感も心地よくて、無理に理解しようと力む癖が少し緩みました。 伝えることや、感じ方の違いに疲れてしまったときに読むと、肩の力がほどよく抜けます。人と関わることにどこか息苦しさを覚えている人に刺さると思います。
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出版社による紹介
言葉を尽くして語ること、イメージをふくらませること、余韻を楽しむこと……。共通点の多い文学とワイン。 銀座エノテカ・ミレで開かれる文学ワイン会「本の音夜話(ホンノネヤワ)」での作家との親密で幸福な時間を、ここに文章で再現。 第八弾は、原田マハの回を収録。
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