
SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える 三笠書房 電子書籍
ドナルド・サル, キャスリーン・アイゼンハート, and 戸塚 隆将
この本について
仕事でも私生活でも、選択肢が多すぎて動きが鈍くなることがありませんか。考えれば考えるほど判断が遅れたり、完璧を目指すあまり、むしろ疲れてしまったり。僕も同じで、迷った結果「動かない」という選択ばかりしてしまう時期がありました。 この本がおもしろいのは、「もっと分析しろ」と逆方向に追い込みをかけてこないところです。むしろ、細かい要素をそぎ落として、行動の軸になる“ほんの数個のルール”に寄せていく。その結果、損切りのラインをあらかじめ決めておくように迷いが減ったり、ナポレオンが「砲撃の音が聞こえる方へ進め」と指示したように、現場での意思決定がシンプルになったりする。正しさを積み重ねるというより、「これだけ守ればだいたい外れない」という感覚に近いんですよね。 読んでいて刺さったのは、ルールが多いほど管理が効くと思いがちだけど、実際は逆で、会社でも家庭でも数が増えるほど活気がなくなるという指摘です。だからこそ、食事なら「本当の食べ物を食べる」、睡眠なら「眠くなるまでベッドに入らない」、仕事なら「同業者のまねをしない」など、具体的でぶれない軸を持つことが効いてくる。抽象的な理想論ではなく、日常にそのまま使える形で書かれているのがありがたいところでした。 選択肢に圧倒されやすい人、考えすぎて動けなくなる人には、かなりしっくりくると思います。僕と同じように「もっと複雑に考えなきゃ」と思い込んでいた人ほど、肩の力が抜けるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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