
新版 ジャパンアズナンバーワン
エズラ・F.ヴォーゲル, 広中 和歌子, and 木本 彰子
CEメディアハウス / 2017-08-24
この本について
最近、「日本ってこのままでいいんだろうか」と考える場面が前より増えた気がします。政治や官僚制、国際競争力の話になると、どこか自分とは遠い世界のことのようで、でも日々の働き方や将来の不安の根っこにはこれらがじわっと影響しているんですよね。何にモヤモヤしているのか自分でも言語化できないまま、ニュースを追うだけで終わってしまうことも多いです。 『新版 ジャパンアズナンバーワン』は、そんな“うまく説明できない違和感”の輪郭をはっきりさせてくれる本でした。抜粋を読んで保存した人が多いのは、日本の「国際化」が実は自国中心だった話や、官僚の強さと政治家の弱さ、成功後に生まれる慢心のような心の動きなど、今の空気につながる部分が多いからだと思います。読みながら、自分が抱えていたモヤモヤが「構造の問題なのか」「価値観の変化なのか」と整理されていく感覚がありました。 特に、根まわし文化がどう意思決定を支えてきたのかという説明や、豊かさの中で若者が経済成長に無関心になっていく背景などは、普段の職場や身の回りの変化と重ねて読むと腑に落ちる部分が多いです。問題をただ批判するのではなく、「なぜそうなったのか」を淡々と示してくれるのが、この本を今読む価値だと思います。 歴史や政治にそこまで詳しくなくても、今の日本の空気の正体をつかみたい人には刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
読書の順序
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