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鈍感力 (集英社文庫)

鈍感力 (集英社文庫)

渡辺淳一

ゴマブックス株式会社 / 2015-12-15

累計読者数4
平均ハイライト数 1.5件/人
推定読了時間 約2時間35分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 50%

この本について

最近、人との関わりでちょっとした一言に落ち込んだり、仕事のミスを引きずって体がずっと緊張しているような感覚ってありませんか。頭では「気にしすぎだ」と思っても、自律神経がずっとフル稼働している感じで、休め方が分からないまま日々が過ぎていく。僕自身も、そういう“過敏モード”に入りやすいタイプなので、この本を読んだときは妙に腑に落ちるところが多かったです。 『鈍感力』というと、雑に聞こえるかもしれませんが、この本の言う鈍感さは「何も感じない人になること」ではなく、苦しい出来事があっても、そこに押しつぶされずにもう一度立ち上がれる余白を残すことに近いです。自律神経に余計な負担をかけないための考え方だったり、ちょっとした不快感をのみ込んで前に進むための“したたかさ”の話が多くて、精神論ではなく日常の感情の扱い方に寄り添ってくれます。才能の話もあって、「才能のある/ない」ではなく、引き出される環境や心の状態の方が大事だと語られているのも救いでした。 特に刺さったのは、鈍感さを身につけた人が集団の中で静かに生き延びていく、という視点です。周りより強くなる必要はなくて、へこたれない回復力を持つことが結果的に自分を支えてくれる。仕事や人間関係で疲れやすい人ほど、この考え方は実生活で効いてくると思います。 「気にしすぎて、心も体もすぐキャパオーバーになる」という人にほど刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

鋭敏で聡明なことが優れていると言われるが、果たしてそうであろうか? 医師、作家としての経験などを通じて、小さなことでも動じない一種の「鈍さ」が、この先が見えない不透明な時代をたくましく生き抜く源になるのではないか。 恋愛はもちろん、夫婦生活や子育て、職場など……各場面において求められる「鈍感力」とは? 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
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