
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
武田友紀
飛鳥新社 / 2018-07-25
この本について
職場や家の中で、誰かの機嫌にすぐ気づいてしまったり、ちょっとした言い方の変化に反応して一日ぐったりしてしまうこと、ありませんか。僕も「気にしすぎなんだろうな」と思いつつ、どうやってスルーすればいいのか分からずに、自分を責めてばかりいました。でも、この本を読んで気づいたのは、「気づかないようにする」のはそもそも無理で、繊細な人には別のやり方があるということでした。 何より効いたのは、自分の「こうしたい」を丁寧に拾うことが、わがままではなく生存戦略なんだという視点でした。相手の望みを察して動くクセがあるからこそ、意識して一度立ち止まり、「私はどうしたいんだっけ?」と自分に戻る。その小さな一拍が、疲れの元になっていた自動反応をゆるめてくれます。また、環境を選ぶことの大切さも実感しました。合わない空気の中では、いいものがあっても感じ取れない。逆に、自分にやさしい環境にいると、同じ繊細さが喜びを受け取るアンテナにもなる。これは実生活でかなり効きました。 もうひとつ印象に残ったのは、「気にしなくていいよ」と言われても、それはコップが視界に入るのと同じくらい自然なことなんだ、という説明でした。これは多くの人が勝手に抱えてきた罪悪感を軽くしてくれる気がします。 自分の感覚を否定せずに、そのままで生きられる方法を探している人には、かなり刺さると思います。自分にとっての心地よさを取り戻すヒントが、静かに、でも芯を持って書かれています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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