
文明論之概略 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
福澤 諭吉 and 先崎 彰容
KADOKAWA / 2017-09-23
累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 56/100
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この本について
最近、「自分の判断って本当に正しいのか」とか「歴史や社会の流れに、自分の努力なんてどれだけ意味があるんだろう」といったモヤモヤを抱えている人が多い気がします。僕も仕事で何か決めるたびに、その判断が“今の空気”と合っているのか不安になることがあります。 そんな時に読み返したのが、福澤諭吉の『文明論之概略』の読みやすい入門版です。読者が保存していた抜粋を見ても、刺さっているのは「個人の意志や美談を越えて、社会には動いていく方向性がある」という視点なんですよね。婚姻数が米価に左右される話なんて、ちょっと笑ってしまうほど現実的で、同時に自分の考えの狭さを突きつけられます。南北戦争のくだりを読むと、「理念だけでは物事は動かない」という当たり前のことを改めて思い知らされます。 この本が効くのは、歴史を“すごい人物の連続”ではなく、“時勢の力が編んだ流れ”として捉え直せるところです。足利も楠木も、善悪や才能より、流れの方が強い。そう考えると、今の自分の立ち位置や迷いも、少し俯瞰して見られるようになります。無理に気合で突破しようとするより、「今の空気はどこを向いているのか」を探る方が、案外前に進めるのかもしれません。 自分の努力や判断が、社会の動きの中でどう位置づくのか知りたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
福澤諭吉は、明治8年に書かれたこの『文明論之概略』において、維新革命後の日本が迎えた新たな状況を考察し、社会に向けて「まずは西洋文明を目指すこと」を説いた。日本の近代化の歩みを決定づけた名著のひとつに数えられているが、それを全新訳したのが本書である。確かな考察に基づいた平易で読みやすい現代語訳に解説を付した保存版。 第一章 議論の本位を定めること 第二章 西洋の文明を目的とすること 第三章 文明の本旨を論じる 第四章 国民の智恵と道徳を論じる 第五章 前の議論のつづき 第六章 智恵と道徳の区別 第七章 智恵と道徳が行われるべき時代と場所とを論じる 第八章 西洋文明の由来 第九章 日本文明の由来 第一〇章 自国の独立を論じる 解説/人間・この豊饒なるもの 福澤諭吉論
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