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福沢諭吉 国を支えて国を頼らず(上) (講談社文庫)

福沢諭吉 国を支えて国を頼らず(上) (講談社文庫)

北康利

講談社 / 2010-02-13

累計読者数3
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約2時間34分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 35%

この本について

仕事でも生活でも、「自分で考えて動くしかないのは分かってるけど、そもそも何を基準にすればいいのか…」と立ち止まることがよくあります。努力不足だとか、自立しろと言われても、それをどう現実の行動に落とし込めばいいのか分からない。そんなときにこの本を読むと、福沢諭吉という一人の人間が、理屈よりもまず“姿勢”をどう作っていったかが具体的に見えてきます。 印象的なのは、彼が封建社会の空気に抑えつけられながらも、「出来難き事を好んで勤む」という姿勢で道を切り開いていくところです。身分差を意識せずに話せる自由に衝撃を受けたり、犬猫のように扱われる現地の人を見て日本の未来を直感的に恐れたり、抽象論ではない“体感”から思想が育っていく。読者が抜粋を保存している部分を見ると、教育への執念や、〈この人民ありてこの政治あり〉という辛辣な視点に強く反応しているようで、そこに自分の現在地を照らせる面白さがあります。 また、慶応義塾の「半学半教」という考え方や、「一身独立して一国独立す」という主張も、立派な理想というより、目の前の不自由さを突破するための“等身大の工夫”として読むと腹に落ちます。自立しろと言われるほど息苦しくなる人ほど、諭吉がどうやって自分の依りどころを育てていったのかが参考になるはずです。 自分の判断軸をもう一度つくり直したい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

国家権力を振りかざす者には徹底的に反発する一方で、義理人情に厚く、女性の立場を擁護した福沢諭吉。盟友・大隈重信と国の行く末を案じ、国民の教育に力を注ぎ、江戸から明治に至る大転換期に真の独立を説いた。その信念は、混迷の今にこそ光明を与えるはずである。評伝の名手が描いた「福沢諭吉」決定版。(講談社文庫)
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