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LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

サフィ・バーコール, 三木 俊哉, and 米倉 誠一郎

日経BP / 2020-01-24

累計読者数4
平均ハイライト数 33.3件/人
推定読了時間 約7時間10分
star総合評価 75/100
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この本について

仕事でもチームでも、気づけば「なんであの頃みたいにうまく回らないんだろう」とモヤモヤすることがあります。同じメンバーのはずなのに、急に保守的になったり、新しい提案が通らなくなったり。自分の判断が鈍ったのか、組織が変わったのか、そのあたりの見極めがずっと苦手でした。 『LOONSHOTS』は、その変化を「気分」ではなく「相転移」という視点でとらえ直してくれます。ノキアのエンジニアのエピソードのように、優秀な人が集まっていても、関与より地位が勝ち始めるとシステムが別物になること。逆に、最悪の意見にこそ好奇心を向けられる環境が、突拍子もないアイデアを救うこと。こういう“状況の力”で説明されると、個人の頑張りだけでは越えられなかった壁に、少し手がかりが見えてきます。 僕自身、この本を読んでから、誰かの判断を「やる気がない」で片づける前に、その人のまわりでどんな力が綱引きをしているのかを考える癖がつきました。自分が抱えているプロジェクトの判断にも、少しだけ余白を持てるようになった気がします。 新しいことをやりたいのに、組織の空気に押し返されていると感じる人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、 実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指します。 斬新なアイデア(ルーンショット)を次々と生み出していた組織が、 ある時期から突然、そうしたアイデアを逆に潰すようになってしまう。 企業ではよくある変化です。その原因は、どこにあるのか。 物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、 熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いてこの集団行動の謎をひも解きます。 水の分子は常温(液体の「相(そう)」)だと活発に動き回りますが、 氷点下になると氷(固体の「相(そう)」)になり、動きを止めて整列します。 つまり、摂氏0度を境に「相」が変わるわけです。そのことを相転移と言います。 相転移の要因は、温度です。相が転移すると分子の振る舞いが一変します。 組織も同じように、いくつかの要因(水の場合の「温度」に相当する)によって、 「ルーンショットの相」から「斬新なアイデアを潰す相」へと「相」が転移し、 組織メンバーの振る舞いが一変します(水分子の振る舞いが一変したように)。 実は、相転移が見られるのは、水などの物質や企業だけでなく、 戦争、テロ、ロックコンサート、渋滞、火災など、様々な現象に現れます。 「相転移の科学」がすばらしいのは、相転移を引き起こす要因がわかれば、 相転移が起きる時期の予測や、転移の防止が可能になることです。 本書では、人の組織の相転移と、その制御方法をわかりやく解説しています。
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