
ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION
佐宗 邦威
日経BP / 2019-12-21
この本について
仕事で新しいことを考えようとすると、手元のタスクに追われて視野が狭くなったり、そもそも何から始めたらいいのか分からなくなることが多いですよね。僕も「もっと良くしたい気持ちはあるのに、結局いつもの延長線で終わる」という日が続いて、気持ちだけが置いていかれる感覚をずっと抱えていました。 『ひとりの妄想で未来は変わる』は、そのモヤモヤに少しだけ呼吸を入れてくれる本でした。「イノベーションは新しい結合から生まれる」という話にあるように、まずは大量のインプットをして混ぜ合わせる時間が必要だと、丁寧に教えてくれます。散歩や雑談のような“ぼうっとする時間”すらプロセスに含まれるところが、忙しい実務のなかでも無理なく取り入れられそうだと感じました。また、ミッションやビジョンを“正しく作ろう”とするのではなく、チームが持っているDNAや日々の価値観から再解釈していくという視点は、現場で働く僕らにも手が届く方法として救いがあります。ミドル層が疲弊して革新が止まる構造の話もリアルで、組織のなかで「自分だけ空回りしている気がする」人にこそ響くと思います。 組織の未来を考える役割を急に任された人や、現場から変化を起こしたいけれどどこから動けばいいのか迷っている人には、かなり刺さる内容です。今のやり方に違和感を持っているなら、ひと息つくように読んでみるとちょうどいい本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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