
たった1人からはじめるイノベーション入門 何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか
竹林一
日本実業出版社 / 2022-01-01
この本について
新しいことを始めたいのに、目の前の業務に追われて視野が狭くなる瞬間ってありますよね。未来をどう描けばいいのかも曖昧で、気づけば「とりあえず今の課題を片づけるだけ」の毎日になる。でも本当は、もっと大きな視点で仕事を組み立てたいし、自分の意志で動きたい。その感覚、わりと多くの人が抱えていると思います。 この本が面白いのは、イノベーションを「特別な才能」ではなく、未来と現場のあいだを行き来する思考と、日々のコミュニケーションから生まれるものとして語っているところです。未来に意志を入れて描き、それを現場の肌感覚とつなげる“トンネル工事”という比喩は、自分の仕事にもそのまま置き換えられる実感があります。また、「自分はどう思うのか」と一人称で語れる仕事を選ぶという姿勢が、行動の軸を少しだけ整えてくれます。さらに、アイデアを自由に出せる風土づくりや、具体と抽象を行ったり来たりする視点の切り替えなど、現実的な行動につながる示唆が多いのも特徴です。 個人的には、「未来は予測ではなく意志入れ」という考え方が、行き詰まっていたときに前に踏み出す小さなスイッチになりました。今の環境や役割に関係なく、何かを始めたい人の背中を静かに押してくれる本です。特に、組織の中で“新しい軸”を探している人には刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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