
フューチャーセンターをつくろう 対話をイノベーションにつなげる仕組み
野村 恭彦
President Inc / 2012-04-23
この本について
仕事で新しいものを生み出したいのに、会議はいつも既存路線の延長で終わる。部署をまたいだ協力も「やりたいけど、どう始めればいいのか分からない」。そんなモヤモヤを抱えたまま日々が過ぎていく感じ、けっこう共通なんじゃないでしょうか。自分もまさにその一人でした。 この本が面白いのは、「未来の成果は、未来の知的資本を育てるところからしか生まれない」という、ごく当たり前だけど忘れがちな視点を丁寧に扱っているところです。人が成長し、アイデアが生まれ、人と人がつながる。その三つをどう組織の中で育てるかを、フューチャーセンターという具体的な仕組みを通して描いてくれます。単なる概念ではなく、好奇心や敬意を持ち寄る“場”をどうつくるかが語られているので、日頃の会議やプロジェクトの進め方を少しずつ変えるヒントとして現実的に使えます。 特に、未来を予測するのではなく、「未来シナリオ」を対話から描き、そこに向けて一緒に動ける関係性をつくるという考え方は、組織の壁に悩んでいる人にはかなり刺さるはずです。知的資本を“定量化”して見せるという発想と対照的に、人の潜在力をどう実際の行動につなげるかに重心が置かれているのも読みどころでした。 変化が必要なのは分かっているけれど、何から手をつければいいのか分からない人に静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学
アレックス・ペントランド、小林 啓倫、矢野 和男

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら
岩崎 夏海

グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ
グロービス経営大学院

シナリオ・プランニング ― 未来を描き、創造する
ウッディー・ウェイド, 野村恭彦, and 関美和

大前研一ビジネスジャーナル No.3 「なぜ日本から世界的イノベーションが生まれなくなったのか」 (大前研一books(NextPublishing))
good.book編集部、大前 研一
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
