
騙し絵の牙
塩田 武士 and 大泉 洋
KADOKAWA / 2019-11-21
累計読者数3
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約5時間26分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 75%
この本について
仕事でも日常でも、場の空気を読むことばかりに気を取られて、「結局、自分は何を選んだんだろう」とモヤっとする瞬間がありませんか。会議で誰も本音を言わないまま終わっていく感じや、強引な光と濃い影みたいに、状況に押しつぶされそうになるあの感覚です。 『騙し絵の牙』は、まさにその息苦しさの中でどう立ち回るかを描いていて、読んでいると自分の仕事場と地続きに感じます。編集部が上層部の都合で揺さぶられていく様子は、他人事みたいな態度を取られるときの虚しさを思い出させますし、逆に「じゃあ自分はどう動く?」と考えざるを得なくなります。誰かが引っ張ってくれない会議でどう空気を作るかとか、表向きは朗らかな人ほど裏でどんな算段をしているかとか、そういう“現場のリアル”が妙に刺さるんですよね。 とはいえ、この本は何かの正解を教えてくれるわけではありません。ただ、強い光に照らされて影がくっきりした瞬間、自分の立ち位置をどう捉え直すか。その視点の変化だけでも、明日の仕事の向き合い方が少し変わる気がします。人間関係や組織の空気に疲れやすい人にとくに刺さると思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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出版社による紹介
■累計発行部数17万部突破! ■豪華キャストで2020年6月映画公開! 監督:吉田大八 キャスト:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか ■2018年本屋大賞ランクイン。前代未聞の小説が文庫化。文庫解説は大泉洋。 『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」。 圧倒されるほどリアルな筆致で出版界の<光と闇>を描く!&「速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る! 主人公は出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。 中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。 ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。 大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、 巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。 交錯する画策、邪推、疑惑。 次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。 しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか? やがて、図地反転のサプライズが発動する。 出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く! 出版界の未来に新たな可能性を投じる「企画」で、各メディアで話題沸騰! 吉田大八監督で2020年6月映画公開。
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