ヨムナビ
カエルの小指 a murder of crows カラスの親指 (講談社文庫)

カエルの小指 a murder of crows カラスの親指 (講談社文庫)

道尾秀介

累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

最近、物事を「わかったつもり」で判断してしまって、あとからモヤモヤすることが増えた気がします。人の気持ちも、自分の進む道も、そんなに単純じゃないと頭ではわかっているのに、つい短い言葉で片づけたくなる。でも実際は、その雑さが後悔につながるんですよね。 『カエルの小指 a murder of crows カラスの親指』は、そんな自分の“思い込みの癖”をやわらかく崩してくれました。中学生のキョウが持ち込む「とんでもない依頼」によって、元詐欺師の武沢の生活が揺れる。事件のドキドキよりも、ふとした会話や雑学のような場面で、人間の認知の偏りや、見えていない角度をそっと提示してくるんです。たとえば、百三十五センチの“ゴールデンライン”の話は、普段なにげなく目にしているものが、仕掛けひとつで印象ごと変わることを教えてくれますし、「人の感情は短い言葉では説明できない」という一文は、誰かを急いで理解した気になっていた自分にハッとさせられました。 読み進めるうちに、「どこから来たかより、どこへ行くのかが大事」という言葉がじわじわ効いてきて、過去の選択よりも、今の一歩をどう置くかのほうが自分の人生を左右するんだな、と静かに腑に落ちてきます。大げさな啓発ではなく、会話や出来事のなかから自然と視点が動いていく感覚です。 過去に捉われやすい人、他人の感情を“わかった気”になってしまいがちな人に、穏やかに刺さる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

道尾秀介の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要