
不安な個人、立ちすくむ国家 (文春e-book)
経産省若手プロジェクト
文藝春秋 / 2017-11-30
累計読者数3
平均ハイライト数 25.7件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について
都会で暮らしていると、意味のないものに触れる時間って本当に減りましたよね。通勤ルートもオフィスも、ノイズがそぎ落とされていて、余白がないまま毎日が進んでいく。なんとなく息苦しさを覚えるのに、その理由がはっきり言語化できないまま過ごしてしまうこと、僕もよくあります。 『不安な個人、立ちすくむ国家』は、そのモヤモヤに輪郭を与えてくれる本でした。都市には「意味のないものが置かれない」という指摘は、読みながらドキッとしましたし、ノイズに弱くなった社会の感覚を、ここまで丁寧に描いている本はあまり見たことがありません。また、「選択できる主体」への懐疑や、共同体の再設計についての話も、ふだん当たり前だと思っていた前提がひっくり返されるようで、読み終わった後に少しだけ視界が広がります。特に、個人性を保ちながら属せる“ちょっと大きめの共同体”という提案は、実践のハードルも考えつつ、現実に落とせる感触がありました。 この本は、都会の生活に違和感がある人や、「今の自分の選択って本当に自分の意思なのか」とどこかで立ち止まってしまう人に、ゆっくり効いてくると思います。僕自身、とりあえず今日をどう生きるかを考えるときの土台が少しだけ整った気がしています。
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出版社による紹介
経産省若手官僚が問いかける、日本の未来 150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。 20〜30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。 2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、 多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、 賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜」。 これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、 今後日本が立ち向かうべき課題 「富の創造と分配」 「セーフティネット」 「国際秩序・安全保障」 について議論を重ねたもの。 この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。
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