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新しい戦前 この国の“いま”を読み解く (朝日新書)

新しい戦前 この国の“いま”を読み解く (朝日新書)

内田 樹 and 白井 聡

朝日新聞出版 / 2023-08-18

累計読者数4
平均ハイライト数 31.5件/人
推定読了時間 約3時間13分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、街を歩いていて「なんとなく息苦しいな」と感じることが増えました。お金を払わないと落ち着ける場所が減ったり、ニュースを見ても国の方向がよくわからなかったり。自分だけの感覚かと思っていたら、どうやら社会全体で起きている変化らしい、と気づかされたのがこの本でした。 この本が効いたのは、まず「閉塞感の正体」を、生活レベルの風景から丁寧に説明してくれるところです。再開発で公的空間が管理されていく流れや、大学キャンパスから自発的な居場所が消えていった話は、自分の経験とつながって腑に落ちました。また、嫉妬や虚無感といった日常の感情が、社会システムの変化と地続きで語られていて、個人の問題だと思っていたものが違う角度から見えてきます。 さらに、日本の安全保障や外交がどんな力学で動いているのかを、情緒的に煽らず、淡々と読み解いている点も印象的でした。「なぜ自分たちはこんなに無力感を抱くのか」という疑問に、すぐ答えは出ないけれど考える手がかりをくれる本だと思います。 いまの空気にうまく言葉を当てられずにいる人ほど、静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「新しい戦前」ともいわれる時代を“知の巨人”と“気鋭の政治学者”は、どのように捉えているのか。日本政治と暴力・テロ、防衛政策転換の落とし穴、さらには米中対立やウクライナ戦争をめぐる日本社会の反応など、戦後の転換期とされるこの国の今を読み解く。
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