
国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶 (幻冬舎新書)
加谷珪一
幻冬舎 / 2022-01-26
累計読者数8
平均ハイライト数 26件/人
推定読了時間 約2時間58分
star総合評価 68/100
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この本について
最近、「なんでこんなに息苦しいんだろう」と思う瞬間が増えた気がします。誰かのミスに厳しすぎたり、新しいものに対してまず否定から入ってしまったり。自分も無意識にそういう空気を吸っているんじゃないか…と立ち止まることがあります。 この本は、そうしたモヤモヤを「日本社会の構造」という視点から説明してくれるところが特徴でした。たとえば、他人を信用できないことで発生するコストの大きさを知ると、仕事で感じていた無駄な疲れの理由が腑に落ちますし、自由度の低さが若い世代を追い詰める仕組みを読んだときは、自分の選択肢の狭さを個人の問題だけで捉えなくていいと思えました。また、日本が近代化しきれていないという指摘は少し痛いですが、過去の思想家たちも同じ悩みに向き合ってきたと知ると、不思議と安心もあります。 社会の愚痴で終わらせたくないけれど、前向きなスローガンだけでは動けない…そんな人に向いている本だと思います。構造を知ることで、日常のちょっとした場面での見方が変わり、無駄に自分を責める癖が少しだけ和らぎました。疲れや苛立ちの正体を言語化したい人には、きっと静かに効きます。
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出版社による紹介
他の先進国が消費を拡大する中、なぜ日本だけが沈み続けるのか――原因は、緊縮財政でも消費増税でもなく「日本人の性格」だった。高度成長からバブル期は、人口増加、輸出主導で我が世の春を謳歌した。が、自己陶酔した「優しさ」「思いやり」「絆」の像とは裏腹に、じつは猜疑心が強く、他人の足を引っ張るという隠れた国民の本性が、「失われた30年」で明らかになった。後ろ向きな心持ちでの景気向上はあり得ない。本書は日本人の消費マインドが萎縮する現状を分析、数多のデータから景気浮揚できない理由を指摘し、解決策を提示する。
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