
株で勝ち続ける人の常識 負ける人の常識
加谷珪一
KADOKAWA / 2015-11-12
この本について
株を触っていると、情報の多さに振り回されて「結局、何を見ればいいんだ…」と止まってしまうことがよくあります。株価の上下に焦ったり、遅れて入って悔しい思いをしたり、逆に慎重になりすぎて全然増えなかったり。自分もずっとその往復をしてきました。 この本は、そういう“判断の軸がブレる瞬間”に効く一冊でした。派手な裏ワザは出てきませんが、著者の視点はとても現実的で、たとえば「時間のほうが株価水準より大事」という考え方や、「ファンダメンタルで銘柄を絞って、タイミングはトレンドを見る」という組み立て方は、投資の動きを自分の中で整理する大きなヒントになります。また、長期金利とGDP、PERとROE、トレンドと市場心理の話など、数字の“つながり方”を理解できるので、ニュースに心を乱されにくくなる感覚がありました。情報に中立でいるタフさって、こういう積み重ねで身につくんだと実感します。 さらに、「株式投資は早い者勝ちのゲーム」という冷静な指摘も刺さりました。焦らせる意味ではなく、ただ事実として、最後に参戦すると厳しい。だからこそ、自分が怖がって先延ばししているポイントに気づきやすくなります。リスクの正体や、市場がどう循環してきたかを、過去の相場を通して見せてくれるのもありがたいところです。 数字の裏側の意味を知りたい人、感情に揺れて判断が遅れがちな人にはかなり刺さると思います。自分の投資のクセを一度フラットに見直したいときに、静かに効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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