
年収が上がる転職 下がる転職
山田 実希憲
すばる舎 / 2019-11-22
この本について
転職を考え始めた時って、「今のままじゃ嫌だけど、じゃあ自分は何がしたいんだろう…」みたいな、言語化しきれないモヤモヤがつきまといますよね。面接でよく聞かれる質問にもうまく答えられず、「結局、自分のことを一番知らないのは自分なのかも…」と感じる人も多いと思います。僕自身もそうでした。 この本が良いのは、転職のテクニックを並べるのではなく、「自分をどう理解するか」「その理解をどう面接のストーリーに落とし込むか」という、結局いちばん避けて通れないところを丁寧に扱ってくれる点です。たとえば、面接は結局「過去」「未来」「なぜこの会社なのか」の3つで構成されているという視点は、準備の筋道を一気にわかりやすくしてくれました。また、これまでの経験を“結果”だけで語るのではなく、その裏側にある思いや行動まで分解することで、再現性のある強みに変わるという指摘は、実際に職務経歴書を書き直す時にかなり役立ちました。さらに、業界の需要や相場を踏まえて「価値があること」を冷静に見る姿勢も、転職を感情だけで決めないための支えになります。 特に、転職のたびに「なんとなく希望年収」を言ってしまう人や、「やりたいこと」がうまく言語化できずに毎回詰まってしまう人には、しっくりくる内容だと思います。自分と向き合う部分と、相手を知る部分の両方が必要なんだと腑に落ちるはずです。 転職を“運試し”ではなく、“自分の物語を組み立て直す作業”として捉えたい人に向いている一冊です。
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