
転職大全 キャリアと年収を確実に上げる戦略バイブル
小林 毅
株式会社朝日新聞出版 / 2019-04-19
この本について
転職のことを考え始めると、「何から手をつければいいんだろう」と手が止まることが多いと思います。待遇を聞いていいのか悪いのかも曖昧だし、自分の強みを言語化しようとしても、いざ面接官を目の前にすると一気に心許なくなる。僕も同じで、どこかで“転職活動って勘で乗り切るしかないのかな…”と感じていました。 この本がよかったのは、転職を“勘”ではなく“戦略”として扱っているところです。たとえば、面接官が見ているのはスキルそのものより「ストーリーの筋が通っているか」だとか、自分の強みと市場のニーズをセットで捉えないと評価されないとか、言われてみれば当たり前なのに意外と誰も教えてくれない視点が多いんですよね。さらに、志望動機の作り方も“きれいな言葉”ではなく、“現職で評価されているが、そこで満足できず次の経験値を求めている”という現実的な流れで組むことを提案してくれて、実際の面接の空気にそのまま持ち込める感覚があります。 もう一つ刺さったのは、「自分を知る → 相手を知る → 対策を練る」という超シンプルな軸です。これを外すと、どうしても転職活動が相手任せになってしまう。逆に言えば、この3つを固めるだけで、職務経歴書の書き方も質問準備もブレなくなる。僕自身、転職を“自分の人生の延長線で選ぶもの”として考え直せたのが大きかったです。 こんな人に刺さると思います。転職を考えているけれど、どこかで“自分は何を売りにできるのか”がまだぼんやりしている人。焦って動く前に、一度この本で立て直してみるのも悪くないと思います。
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