
超「時間脳」で人生を10倍にする
苫米地英人
この本について
「時間が足りない」「気づいたら一日が終わっている」みたいな感覚、ずっとつきまといますよね。私も同じで、やることは増えるのに処理スピードは変わらないまま……という状況に焦りばかり募っていました。この本を読んで少し視点が変わったのは、「時間の絶対性って、思い込みにすぎない」という指摘に触れたときです。自分が“1日24時間の牢獄”にいるという感覚そのものが、情報空間での束縛だったんだなと。 面白いのは、「時間を増やす」話ではなく、「体感時間を濃くする」ための具体的な方法がいくつも示されているところです。たとえば、10分を1時間とみなして行動すると脳が勝手に処理速度を上げてくれる話や、五感をオープンにすることで同じ1時間でも得られる情報量が数倍に変わる感覚。こういう“小さな実験”が日常の中に落とし込めるのがありがたくて、私もまずは「メニューを一瞬で決める」だけ試してみたら、意外とザワつく自分の脳に気づきました。 さらに、フレームを解体して別の視点を作る話も、時間の感じ方にまで影響するのが興味深いです。営業だけの視点で固まっていたときより、開発やPRの視点を仮にでも持つほうが、同じ“目の前の出来事”でも処理できる情報量が広がる感覚が確かにあるんですよね。 「時間をどうにかしたいけど、根性論にはうんざりしている人」には特に刺さると思います。体感時間という切り口で、自分の働き方や生き方のフレームを少し揺らしてみたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの61%が集中しています。
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