
仕事の「ムダ」が必ずなくなる 超・時短術
越川 慎司
日経BP / 2019-08-30
この本について
仕事が立て込んでくると、「何から手をつけるべきか分からない」「忙しいのに成果が出ていない気がする」とモヤモヤすることがあります。自分なりに頑張っているのに、時間の手触りがないまま1日が終わってしまうあの感じです。僕もずっとそこに引っかかっていて、この本を読んでようやく少しだけ視点が変わりました。 特に刺さったのは、時間の使い方以前に“思考の質と行動の質を整える”という点でした。例えば、週1回の15分だけでも内省の時間をつくると、やらなくていい仕事が自然と浮かび上がってきます。あとは、会議のアジェンダを前日までに共有するだけで、当日の議論が驚くほど短くなること。さらに、信頼関係をつくるために「求めない人」でいる重要性など、どれも小さな工夫なのに、翌日から試せるリアルさがあります。 もう一つ、この本の良いところは、働き方を“根性論”で語らないところです。アイデアは天才性ではなく「量を出す仕組み」で生まれるとか、新規開拓より既存顧客への追加提案のほうが時間効率がいいといった、現場の経験から引き出された話ばかり。仕事の無駄をなくすことが目的ではなく、「生み出した時間を未来に投資するためにやる」という考え方もすっと腑に落ちました。 今の働き方がなんとなく重い人、時間管理のテクニックに疲れてしまった人には、ちょうどいい距離感で効いてくる本だと思います。僕と同じように、日々の“詰まり”に小さな風が通る感覚があるはずです。
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