
興亡の世界史 大英帝国という経験 (講談社学術文庫)
井野瀬久美惠
講談社 / 2017-12
累計読者数5
平均ハイライト数 114.2件/人
推定読了時間 約8時間32分
star総合評価 63/100
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この本について
歴史の本って、面白いはずなのに「自分の生活とどうつながるのか」が見えなくて積んでしまうこと、ありませんか。私も同じで、特に帝国史のような大きなスケールになると、自分の悩みと距離があるように感じがちです。でも『大英帝国という経験』を読んでみたら、その距離感が少し変わりました。帝国が揺らぐ理由や、人々がその変化の中でどんな不安や勘違いを抱えたのかが、驚くほど今の社会と重なるんです。 たとえば、ローマの衰退を自分たちに重ねて焦り続けた19世紀のイギリス人や、アメリカが独立して初めて「自分たちは帝国の中でどう扱われていたのか」に気づく植民地の人々。彼らの視点を追っていくと、組織の中での自分の立ち位置や、変化の波にどう向き合えばいいのかを考え直すきっかけになります。さらに、第一次帝国から第二次帝国へと価値観そのものが書き換わっていく過程を読むと、「時代が変わると、正しさの形も変わる」という当たり前のことを、実感として掴めます。 歴史の知識を増やすというより、視野をひとつ増やしたい人に向いている本です。自分の仕事や社会の動きを「いま起きていることは、もっと長い線のどこにあるんだろう」と考えたいとき、この一冊がいい支えになります。
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出版社による紹介
「アメリカ植民地の喪失」が大帝国への第一歩だった。移民と奴隷貿易、ヴィクトリア朝を彩る娯楽、観光、博覧会。解体と再編の歴史。
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