
物語 イギリスの歴史(上) 古代ブリテン島からエリザベス1世まで (中公新書)
君塚直隆
中央公論新社 / 2015-05-25
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推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 65/100
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この本について
歴史を学びたいと思いながら、「結局いまの自分にどうつながるんだろう」とモヤモヤすること、けっこうありませんか。特に制度や国の成り立ちとなると、名前だけ知っていても背景が見えず、理解が表面で止まってしまう。自分もずっとその繰り返しでした。 この本は、イギリス史を“物語として”たどりながら、制度や文化がどう積み上がってきたのかを、具体的な場面で拾っていけるところが助かりました。例えば、慣習法の国がどうやって「国制」という考え方を形づくっていったのか。征服された側の制度がなぜ尊重されたのか。議会が権利を得ていく過程が、単なる理念ではなく、課税や防衛といった現実的な事情から生まれていること。どれも“抽象的な歴史観”ではなく、“人の動き”として腑に落ちる感覚があります。 読んでいくうちに、「制度って突然できるわけじゃなく、その時代の人たちの折り合いや妥協の積み重ねなんだな」と視点が変わりました。だからこそ、いまの自分の仕事や組織でも、仕組みがうまく動かないときに“背景を見る力”が少し鍛えられる気がします。 文化や制度の成り立ちを物語として理解したい人に静かに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
5世紀以降、ケルト人を駆逐しアングロ・サクソン人が定住したブリテン島。11世紀、大陸のノルマン人が征服するが、常にフランス領土を求め戦争を繰り返した。その間、島内では諸侯が伸張。13世紀にはマグナ・カルタを王が認め、議会の原型が成立する。その後も百年戦争の敗北、教皇からの破門と、王の権威低下が続いた。上巻は、大陸に固執する王たちを中心に、16世紀半ばイングランドにエリザベス1世が君臨するまでを描く。
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