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考える日本史 (河出新書)

考える日本史 (河出新書)

本郷和人

河出書房新社 / 2018-11

累計読者数4
平均ハイライト数 21.3件/人
推定読了時間 約5時間4分
star総合評価 62/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

仕事でも日常でも、「なんでこの仕組みはこうなってるんだろう」と立ち止まることが増えてきました。制度やルールの“前提”が腹落ちしないまま動くと、判断がぶれたり、どこに力を入れるべきか迷ったりしますよね。歴史の話は好きでも苦手でもないけれど、今の感覚で読むと腑に落ちる…そんな一本筋がほしくなる時があります。 『考える日本史』は、まさにその「前提の源流」を丁寧に拾い直してくれる本でした。たとえば貨幣が定着するには国家の信用が必要だった、という視点は、そのまま今の「信用がないと動かない仕組み」に重なるし、「徳」が“元に戻す”という意味を持つと知ると、徳政令のような政策の背景が急に人間くさく見えてきます。また、日本では科挙も官僚制も根づかず、血筋や地位が力を保証しないまま政権が倒れていく。この“権限がオーソライズされない社会”という指摘は、現代の組織で起きる曖昧さの理由と地続きに感じました。 歴史を暗記ではなく「人と制度の関係」を軸に読みたい人に向いています。過去の出来事を知識として積むというより、今の自分のモヤモヤに別の角度の光を当ててくれる一冊でした。特に、現代の仕組みの“なぜ?”に踏み込んでみたい人には、静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

教科書は退屈だという人へ。東大教授が教える、新しい歴史の愉しみ方。たった漢字一字から歴史の森に分け入る、新感覚・日本史講義。
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