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新装版 大英帝国衰亡史

新装版 大英帝国衰亡史

中西 輝政

PHP研究所 / 2015-02-20

累計読者数7
平均ハイライト数 18.6件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

仕事でも社会でも、気づけば「制度が重くて変えられない」とか、「勢いがあった頃のやり方に引っ張られている気がする」とか、じわっとした不安を抱えることがあります。外の競争より、内側の惰性のほうが怖いんじゃないか…と感じる瞬間もありますよね。 『大英帝国衰亡史』がおもしろいのは、まさにその“内側の問題”を正面から扱っているところです。強大な国がどう崩れるかという話が、歴史の出来事ではなく、人や組織の精神の変化として描かれていて、自分たちの仕事の現場にも通じる怖さがあります。成功体験が価値観を固めてしまうこと、制度が複雑になりすぎて修正できなくなること、そして気力や矜持の衰えがじわじわ全体を蝕むこと。そのどれもが、遠い国の話というより「自分の組織でも起きていないか」と考えさせられました。 同時に、イギリスが何度も危機を乗り越えた背景に、“気骨ある異端”を受け入れる懐の深さや、国力を静かに育て続けるタイプのリーダーの存在があったことも描かれています。派手さはないけれど、長い時間軸で見ると何を積み上げるべきかが見えてきます。 組織がなぜ行き詰まるのか、そしてそこからどう抜け出せるのかを歴史から考えてみたい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

第6回山本七平賞、第51回毎日出版文化賞、ダブル受賞に輝く名著、待望の復刊! 本書は、「日の没するところなし」と謳われた大英帝国の、誕生から衰亡までの過程をつぶさに検証した長編歴史評論である。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を挙げるまでもなく、歴史上、帝国が興隆し、衰亡の道をたどった過程を描いた歴史書は数限りない。その意味で、歴史とは「幾多の帝国の興隆と衰亡の歴史」といってもよいかもしれない。覇権国は、何をきっかけに歴史の檜舞台に駆け上がるのか。危機はどのような形で忍び寄るのか。そして、大国はいかにして主役の座を下りるのか。大英帝国の興隆に寄与した3つの戦争と、衰退の節目となった3つの戦争に着目しつつ、多彩な人物描写も交えて、克明に描いていく。大英帝国の栄光と苦難の歩みは、現代の世界を見通す上でも、きわめて有益な示唆を与えてくれる。国際情勢が激動する今こそ、ぜひとも読んでおきたい一冊である。 【PHP研究所】
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