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自動車会社が消える日 (文春新書)

自動車会社が消える日 (文春新書)

井上 久男

累計読者数3
平均ハイライト数 36件/人
推定読了時間 約4時間34分
star総合評価 81/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、「日本の強みってどこに残っているんだろう」とか、「技術はあるはずなのに世界の変化に置いていかれている気がする」と、なんとなく胸のあたりがざわつくことがあります。仕事で新しい仕組みを取り入れようとすると、社内の慣習や意思決定の遅さに足を引っ張られる感じもあって、余計にそのモヤモヤが強くなるんですよね。 『自動車会社が消える日』を読むと、その正体が少し輪郭を持って見えてきます。たとえば、海外の企業が教育プラットフォームと組んで技術者を育てる中、日本企業だけが「クライアント扱い」されてしまう現実。あるいはソフトウェア化が進む自動車の世界で、トヨタの「現地現物」がむしろ足かせになってしまう構造。読みながら、「努力の方向がズレるとこうなるのか」と身につまされるシーンがいくつもありました。 同時に、視点が変わる瞬間もあります。クルマの電動化・ネットワーク化で、開発競争がもはや単独企業では成立しないレベルになっていること。だからこそ、日産が電力会社と組んでバーチャルパワープラントに踏み出したように、業界の境目を越える判断が当たり前になっていく。自分の仕事に置き換えても、「今の延長線だけで戦うのは危ないかも」と考えるきっかけになりました。 業界ニュースを追っていても全体像がつかめない人、あるいは「日本企業のモヤモヤの根っこ」を理解したい人には静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

産業界の頂点に君臨する自動車産業で、100年に一度のパラダイムシフトが進んでいる。EV、自動運転車の開発は既存メーカーの手に負えず、IT企業や新興企業の参入が相次ぎ、技術力をつけた巨大部品メーカーも台頭。トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、VWは、この大変革に、どう立ち向かおうとしているのか。
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