
肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか
リチャード・J・ジョンソン and 中里 京子
この本について
太りやすくなった理由が自分の意思の弱さだけじゃない気がする。でも、何が本当の原因なのかはよくわからない。そんなモヤモヤを抱えている人、多いと思います。食事を気をつけても結果が出たり出なかったりして、「結局何が正しいのか…」と振り出しに戻るあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本が面白いのは、肥満を「現代の生活習慣の問題」とだけ捉えず、もっと根っこにある体の仕組みに光を当てているところです。特に、果糖をきっかけにオンになる“サバイバル・スイッチ”という考え方は、意思や根性の話では説明できなかった現象が腑に落ちる視点でした。脂肪をためるのは本来は生き延びるための戦略だったという話も、今の自分の体の反応が「異常」ではなく「過去の名残」として理解できるので、無駄に自分を責めなくなります。また、肥満が他の病気の“原因”ではなく、同じスイッチの結果として並列に起きているという説明は、これまでの「太ったから病気になる」という直線的なイメージを良い意味で壊してくれました。 読み終わったあと、「どう食べるか」を考える前に、「自分の体がどう判断しているのか」を知ることの大事さに気づきます。カロリー至上主義のダイエットで疲れた人よりも、「そろそろ体の仕組みそのものを理解したい」と感じている人にこそ刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
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