
全文完全対照版 孫子コンプリート:本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文
野中 根太郎
誠文堂新光社 / 2017-12-04
累計読者数4
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 33/100
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この本について
仕事でも私生活でも、「自分は今どこを見て判断すればいいんだろう…」と迷うことが続く時期ってあります。目の前のタスクだけ追っていると、なんとなくブレている感じがして、でも正解も見えない。僕もそのモヤモヤが抜けずにいたとき、この本の「五つの事項」の章が妙にしっくりきました。 特に刺さったのは、勝ち負けの話ではなく、「判断するときの土台をどう整えるか」を淡々と並べているところです。道・天・地・将・法という枠組みは、戦の話に見えて、実はチーム運営や日々の意思決定にもそのまま転用できます。例えば、人を動かす前にまず空気や一体感をつくる「道」が来ていること。あるいは、勇気や厳しさより前に、智・信・仁が将に求められていること。読んでいると、自分が焦っていた順番のズレに気づかされます。 もう一つ、この本のよさは、原文から現代語訳、超訳まで並んでいて、読み手が自分なりの解釈を選べる点です。押しつけがなく、「この状況ならこう読むのもありだよね」と余白を残してくれる。だから、戦略の本というより、判断基準を一段落ち着いて見直すための手帳に近い感覚で使えました。 特に、チームを任されて戸惑っている人や、環境の変化に振り回されて軸を失いかけている人に静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
兵法書として古今東西もっとも著名な「孫子の兵法」。 戦をビジネスに置き換え、日本のビジネスマンにも人気が高い。 しかし、「孫子の兵法」はじつは戦術についてのみ述べている書ではない。 人生の問題として、統治思想として優れた示唆を与えてくれるものである。 そしてそのような思想的な側面を理解するには、総合的な理解が不可欠である。 世界は再び、動乱の時代となりつつある。 中国の台頭、隣国の怪しげな動き、それに日本も経済大国となって、こうした世界の動きと無関係でいるわけにはいかない。 改めて、私たち日本人において孫子の現代的理解が急がれているのである。 本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、覚えやすい【一文超訳】を掲載。 テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「孫子の兵法」の理解が飛躍的に向上する。 また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。 【一文超訳の一例】 「戦争は冷静に判断、準備すべきものである」 「トップの度量(人の意見を聞き入れることができる人かどうか)が勝敗を分ける」 「長期戦に利益はない」 「敵を傷つけずに勝つのが上策である」 「君主と補佐役たる将軍は密接な関係でなければいけない」 「有名であることと有能であることは違う」 「戦うべき場所と日時がわかれば勝てる」 「軍争には正しい情報、インテリジェンスが重要となる」 「敵味方の耳目を活用して戦いを有利に運ぶ」
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