
ケースブック 経営戦略の論理(全面改訂版) (日本経済新聞出版)
伊丹敬之、西野和美
日本経済新聞社 / 2012-09
累計読者数3
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推定読了時間 約6時間56分
star総合評価 83/100
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この本について
仕事で戦略を考えるとき、「結局どこから手をつければいいのか」がぼんやりしたまま時間だけが過ぎることがあります。技術の流れも市場の動きも複雑で、机上のフレームワークだけでは腹落ちしないまま判断を迫られる。そんなモヤモヤを抱えたときに、実際の企業がどう迷い、どう動き、どこでつまずいたのかを知れる本は強い味方になります。 『ケースブック 経営戦略の論理』は、まさにその“リアルな判断”に触れられる一冊でした。たとえば、技術の不確実性や相互依存性にどう向き合うかとか、にじみ出しによる事業展開の裏で実際にどんな試行錯誤があったのかとか、読みながら「戦略って、こういう地に足のついた意思決定の積み重ねなんだな」と何度も視点が変わりました。ホンハイや東レ、コマツのケースも、教科書的な成功談ではなく、時間短縮へのこだわり、現場で技術を育てる文化、海外市場で迷いながら軌道修正していく姿が描かれていて、自分の仕事にも置き換えやすいです。 特に、資源をどう組み合わせて自社らしい道を選ぶかという話は、今の環境で「小さな差別化」しかできていないと感じていた自分に刺さりました。戦略の差別化とは大げさなものではなく、既存技術の使い方や顧客理解の深め方ひとつから始められるんだと気づかされます。 自分の事業やプロダクトの“次の一歩”が見えそうで見えない人に、静かに効く本です。
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出版社による紹介
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